コープスブライド CGにない質感! | 星空シアター

コープスブライド CGにない質感!

ワーナー・ホーム・ビデオ
ティム・バートンのコープスブライド 特別版

◆レンタルDVDにて鑑賞。リビングの29インチ直視管モニターにて家族と鑑賞。2ch音声。

◆人形を少しづつ動かしそれを一枚一枚撮影して作製するパペットアニメーション。大変な労力がかかる作業である。特典映像の中で,ティム・バートン監督は「10年かかった」といっていた。それだけの時間と人間の知力が詰まった作品である。


◆現実世界が銅版写真のようなモノクロに近い世界,死者の世界が明るくカラフルという皮肉な対比。現実世界の方が抑圧されており,死者の世界は自由だ。特に,ヒロインの生い立ちを歌で紹介する,骸骨達の歌は,「CATS」のゴキブリ退治のおばさん猫の歌を彷彿とさせる。私はキャッツの中では,「ガス」の歌に次いで,この曲が好きだ。


◆また,主人公ビクターがピアノを弾くシーンのピアノのタッチなど実に見事だ。曲に合わせて動きを撮影している訳だ。NHKの「夕方クインテット」もそうしているんだろうなあ。


◆とにかく,感心することが多い充実の作品である。こりゃ,ナイトメア・ビフォー・クリスマスも観なきゃなあ。そう,まだ観てなかったんです。お恥ずかしい。