星空シアター -19ページ目

山口の旅 湯田温泉~下関

◆売れっ子学者(?)斉藤孝氏のセミナーに参加するべく,金曜の夕方から島を出,会場である山口県へ。

◆新幹線と在来線を乗り継ぎ,有名な湯田(ゆだ)温泉に到着。案外近いものである。新幹線のありがたさが感じられた。

◆写真は湯田温泉駅までに乗ったローカル線の車両。黄色い,懐かしい形をしている。

◆温泉は少し熱かったが,お肌はつるつるに。入浴2回。もっと入りたかった。

◆セミナー修了後は,下関へ。ふく(河豚)料理をいただきました。なんと幸せな週末だったことか。斉藤氏のセミナー?,それゃもう最高の緊張感だった。さっそく,明日から息子と「坊ちゃん」の音読読破に入る。

24サードシーズンスタート ニューフエイス チェイス

◆レンタルDVDにて視聴。ついに送ってきた!待ってました!

◆大統領が倒れた後,3年後の話。ジャックにも何とか休養が与えられたのだろう。ほっとする。しかし,6ヶ月前から潜入捜査をし,その結果,「サラザール」逮捕にこぎ着けた。が,その潜入捜査の中で,ジャックはしかたなくドラッグに手を染めることに。これが,今シーズンでのジャックの足かせとなるのか。

◆ニューフェイスがぞくぞく登場。ふてぶてしき悪の権化「サラザール兄弟」,パーマー大統領の弟「ウェイン」(首席補佐官),ちょっとかわってるが優秀なジャックのアナリスト,そしてクールでタフ,そして優しさも兼ね備えた,ジャックのパートナーかつキムの恋人「チェイス」。かれが,どう活躍していくのか期待がふくらむ。

(IMG SRCタグ使用。左に少し写っているのがチェイス。しかし,この機能のおかげで写真が複数枚載せられる!)

◆キムは大人の女性に成長し,親のコネでなく実力もあるCTUアナリストになっている。メイクが変わり,知性と大人っぽさを強調。

◆トニーとミシェルは結婚しており,ミシェルは大きく胸のあいたスーツを着ている。この辺は日本の感覚とは反対。

◆2話では,CTU内部にスパイがいることが明示される。幽霊のような男だ。

◆さて,サードシーズンでは,テロの進行と同時にいくつかの恋愛が物語に絡んでいる。キムとチェイス,大統領と主治医,サラザール弟とクラウディアなど。人間の根源的なドラマである恋愛が,どう物語に絡み合っていくのか楽しみである。滑り出しは上々だ。

◆評価:☆☆☆☆

宮廷女チャングムの誓い ヨンセンの娘らしさ

◆所用により,冒頭15分を見落とす。女官の契り場面から鑑賞。(後にNHKのホームページで確認すると,皇太后が落第したチャングムを合格復帰させたようだ)

◆契りの中で,ノ尚宮(サングン)がお針子の実の母でないことが明かされる。実の母は,ノ尚宮のかわいがっていた女官であり,過ちがあった際に,自害させ,その子を密かに育ててきたということだ。この秘密を守り通すことが「女官の契り」となる。秘密の共有,これが仲間意識を高める効果もあるのだろう。

◆団結を固めたはずの女官たちだが,同室になったヨンセンとヨンノは,その性格の違いから,たちまち夜更けの大げんかとなる。神経質なヨンノとざっとしたヨンセン。今回のサイドストーリーで印象的だったのが,ヨンセンの娘らしい描写である。寝言で「おかあさん」とつぶやき,乳房を求めようとするところは一瞬どきっとする(チャングムの胸元に手を入れてくる)が,まだまだ子供であるヨンセンのかわいらしさが心に残る。

◆完璧なクミョン,落ち着いたチャングムと優等生ばかりでなく,ヨンセンら主人公を取り巻く者の人物描写をすることで,物語に深まりが出てくるわけだ。すぐれたシナリオだと感心する。

papa 髪を下ろしたチャングム

◆BSデジタルにて視聴。

◆話題のヨン様と我らがチャングムことイ・ヨンエ様が共演となれば,観ずにはいられますまい。

◆全体のストーリーはまだよく把握できないが,別れた夫婦の間を,子供が行き来するという,日本のドラマでもよくあるタイプのような・・・。

◆で,ヨンエ様はテャングムのひっつめ髪から,それを下ろして,肩くらいまでの長さ。うーん。チャングム髪の方が,若くさわやかに見える。初めは,ヨンエ様とわからず,声で気がつく始末。

◆終末近くの,帽子姿の笑顔はすてきでした。(写真はうまく撮れず残念)

イノセンス その映像に巻き込まれる

◆セルDVDにて鑑賞。買ってしまった。しかし,悔い無し。

◆冒頭,「ブレードランナー」を思わせる未来都市の空撮から物語は始まる。その煉瓦色の空,屹立するビルの明かりに,瞬時に映画の中に巻き込まれていく。現実を忘れ去らせる。それほど力のある映像の連続である。

◆その台詞,会話は詩的であり(ある評論では禅問答の如しと),意味をとらえることは難解だ。意味を考えている間に,次の台詞が発せられるからだ。

◆むしろ,台詞の意味を捨て,映像に身をゆだねる道を選びたい。その細部まで描き込まれた映像,CGとセル画の協力は,筆舌に尽くしがたい。

◆印象的なシーンは,コンビニでバトーが,ハッキングされる緊張感。同様に,ロクス・ソルス社でのトグサがハッキングされる幻想と悪夢の映像だ。

◆現在,コンピューターがハッキングされる現実が存在している。将来,人とコンピュータの境が曖昧になったとき,人がハッキングされるということはフィクションでなく,実にリアルな恐怖である。

◆終末の大団円で,守護天使草薙素子少佐が下天(?)し,お互いの挨拶として,銃を突きつけ合うところは最高にかっこいい(写真)。

◆この映画はストーリーよりもその映像に巻き込まれる快感を与えてくれる超一流のエンターティメンントだ。

◆評価☆☆☆☆☆(おすすめ!!)

秋の収穫 いもほり

◆借家の裏には少しばかりの畑がある。ほとんどほったらかしだが,ふた畝だけさつまいもを植えていた。昨日これを家族で収穫した。

◆今年は台風が多く来襲し,各畑ともあまりさつまいものできがよくないらしい。ところが,我が家の収穫はすばらしかった。写真の携帯の大きさと比べても,大きないもができたことがわかる。

◆天気もよく,寒くもあつくもない絶好の気候の中で,楽しいいもほりができた。さあて,どうやって食べるかな。

壱岐の島弦楽四重奏団練習11月27日

◆宴会演奏本番を来週(12月2日)に控え,いよいよ練習にも熱が入る。まず,本番プログラムを決定。
1 アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク1楽章
    MC(おしゃべり)
2  同上              2楽章
3 瞳を閉じて「世界の中心で愛を叫ぶ」から
4 冬のソナタ
アンコール 津軽海峡冬景色

◆モーツアルトは,息がそろってきた。内声部が積極的に音を出してきたので,音楽自体が生き生きとし,ファースト,チェロとも弾きやすい。やはり,4人全員のクオリティアップが必要なのだ。

◆基本コンセプトである,全楽章演奏は時間的に無理であるが,せめても2楽章を演奏する。しかし,中間部の難しいところは今回はカット。今後時間をかけて練習したい。

◆「瞳を閉じて」「冬ソナ」は,各人が自分の楽譜を追うことで精一杯の状況だ。ヴィオラの西さんが,スコアからパート譜を作成してくれることになった。感謝!作成ソフトは「finale」だ。

◆アンコールも一応用意しておく。アンコールが無くても弾く予定(笑)。ド演歌「津軽海峡冬景色」。これが,なかなかアレンジがよく,全員に役が回るし,うら悲しい演歌の心情がヴァイオリンによく合う。

◆本番前日に最後の練習を行う。それまで,個人練習を積む必要がある。頑張ろう。

チャングムの誓い 第8話 お針子の愛

◆宮廷に戻ったチャングムを待ち受けていたのは,料理試験。ここでの迫りくる試練と,それを笑顔と工夫で乗り切ろうとするチャングムの姿が共感を呼ぶ。

◆また,今回印象的なのが,サイドストーリーとしての,お針子の母への愛である。料理試験の貴重な食材である小麦粉が無くなる。意地悪なライバルの仕業かと思いきや,犯人は意外にも,同室した16歳のお針子であった。引退し尼寺へ行く母に,「饅頭汁」を食べさせたいとの思いから小麦粉を盗んだのだった。その母は何と,今回の料理試験の出題者でもあるノサンゴン。官吏の追求に,「明国からの客に狼藉をはたらかれた折に身ごもった子供」であることをノサンゴンは素直に話す。逃げ隠れしない潔さがある。

◆いわば隠し子である娘の最後の孝行である「饅頭汁」作りを,チャングムは何と一緒に手伝ってやる。皇帝の所有物である宮廷女官が犯してはならぬ出産と養育をこれまで隠し抜いてきたノサンゴンとその娘に,宮廷料理人であった母と自分の関係をチャングムは重ね合わせたのであろう。チャングムの寛容と生い立ちの悲しみが胸を打つ。ノサンゴンのこれまでの人生を思うと,やるせなく,宮中女性の悲しみが,娘の「饅頭汁」に箸を付けたときのノサンゴンの涙で見事に表現されている。このようなサイドストーリーが見事なのも,チャングムの誓いの脚本のすばらしさである。

フォーンブース 驚愕の犯人

◆レンタルDVDにて視聴。24セカンドシーズン最終ディスクとともに送ってきており,連続して視聴。これが何と・・・。

◆同一の場所での,非常に単純な物語を,コリン・ファレルの名演と謎の犯人(声のみ),そして彼ら2人を取り巻く少数のキャストと多くのエキストラだけで見せきる異色作。つまり,舞台転換がない。まるで,1幕もののお芝居だ。

◆コリンは悪役もヒーローも何でもこなす芸達者。今回は,ハの字眉毛で始終困惑顔だ。おもしろい設定ではあるが,どうしても,映画のダイナミクスは少なく,不覚にも途中で眠ってしまった。そこはそれ,DVDのいいところ,もう一度眠ったところから見直しができる。

◆しかし,世の中の悪を撃つ,仕事人のようなスナイパーが,どうしてそれほど大きな悪事をはたらいているとは思えないコリンを狙ったのかがどうも納得がいかない。浮気未遂くらいで殺されてはたまらない。

◆特典映像でのメイキングで,10日で撮り上げたことが自慢げに語られるが,観る方にはあまり関係はない。何日で撮影しようが,どんな順序で撮影しようが,作品に破綻がなければよいのである。

◆とまあ,評価は低いのだが,最後に私にとっては大きなサプライズが待っていた。
(ネタばれです)鎮痛剤でもうろうとするコリンの前に真犯人がそっと現れる。あら,ジャックじゃないか!いくら射撃の腕がいいからって,CTUの仕事の合間に,必殺仕事人はいけませんよ。24と連続して視聴したがために,私の中で2つの映画はごちゃまぜになってびっくり仰天のラストだった。なぜ,途中で気付かなかったのか。それは,私が24を日本語吹き替えで観ていたから。英語版みていたら,犯人の声がキーファー・サザランドとすぐわかったろうなあ。まあ,楽しいサプライズだった。

24セカンドシーズン最終話 大統領の寛容

◆レンタルDVDにて視聴。

◆いよいよ最終ディスクである。元大統領婦人シェリー。謀略の象徴である彼女に最後に活躍の場を与え,花を持たせる。やはり,アメリカ映画のシナリオの王道である。削除シーンに(改心したと思われる)シェリーと大統領とのやりとりがある。そこでの,シェリーのこれまでを悔い改めるような悲痛な表情は,名演技といってよい。削除されたのが残念である。サードシーズンでも,あるいはもう一枚かませるために,削除したのかもしれない。

◆最終話には,ジャックが一度心停止した体にむち打って,キングスレーの強そうな手下と,アクションを展開する場面がある。これまで,射撃の腕が最高であり,「俺が撃てば必ず当たる」とまで本人がいうほど,銃の腕前は抜群であったことが表現されているが,肉弾戦のアクションは少なかった。最後の最後にとっておいたのであろう。憎いまでの演出だ。最終話のこの対決で,ジャックの強さが明確にされる。とどめは大山ますたつぶりの,壁蹴りにての首の骨折りである。これを俯瞰からとらえる。すごい。

◆しかし,なんと言っても最終話で感動的なのが,大統領の寛容である。自分を罷免した副大統領以下閣僚が,辞意を表明する。大統領は,部下の間違いを諭しながらも,「2度と過ちは犯すまい」と辞意を却下する。ここで,静かに音楽が入ってきて,大統領の懐の深さ,王の器が示され,最高に感動的な場面だ。一番に信頼していたノビックだけは,その裏切りを許せなかった大統領の処置(ノビックの罷免)は,人間くささと大統領の冷静さを同時に感じさせて,やはりすばらしいシナリオである。

◆大統領の偉大さが示された後,物語は大統領の生物兵器による襲撃で,時間をおかずにサードシーズンへ突入する。ジャックに休養の時間は与えられない。がんばれ,スーパーヒーロージャック・バウアー!